怒りが消える「アンガーマネジメント」と身体

先日「ネガティブ感情の取り扱いを知って、自分をもっとラクに出来る本」という記事のなかで下記の本を紹介しました。

10代のうちに知っておきたい折れない心の作り方

今回は、同じ作者である水島広子先生の本『「怒り」がスーッと消える本』を読んだので感想を書きたいと思います。


「怒り」がスーッと消える本

“怒り”という感情を知り、コントロールしよう

最近、「感情コントロール」「アンガーマネジメント」という言葉をよく聞くようになりました。

目覚ましい活躍をされているテニスプレーヤー錦織選手も、実は感情コントロールやアンガーマネジメンを取り入れてから劇的な結果を残せるようになったようです。

東洋経済オンライン 「感情コントロール」が錦織圭を成長させた

人間の感情というものは、それほどその人のパフォーマンスに影響を及ぼしうるものです。

そのため、感情を知り、上手く制すれば仕事や家庭や人生をもっと素敵なものにする事が出来ます。

先述した『「怒り」がスーッと消える本』は<怒り>の感情に特化して書かれた本。

なぜ人は怒るのか、どういう時に怒りの感情をかんじるのか。どうすれば怒りを手放せるのか。

簡単な言葉でわかりやすく説明してくれるのでストンと納得できます。

怒りの「なぜ」「どうして」がわかるということは、対処法もわかるということです。

本のなかでは対処法も書かれていますので、実行すればもっと怒ることが減ると思います。

キチンとしている人ほど怒る?

さて、この本を読んだ後に思ったのは、当院に来院される患者さん、とくに自律神経失調などで来院される患者さんの多くは「怒っている方が多いんだな」ということです。

基本的に、自律神経のバランスが乱れている方は、キチンとした人、責任感が強く我慢強い人が多いです。

家や会社の仕事は手を抜きませんし、責任感も強い。その分、ズボラで無責任な人の尻拭いをすることもあるが、それさえもガマンして引き受けてしまう。

「いい人」だからこそ、怒りの感情を自分の内側にためつづけ、ガマンし続け、自己否定をしていまい・・・その結果自律神経や心のバランスが乱れて身体に多くの症状が出るようになってしまいます。

それなので、この手の本はわかりやすく怒りっぽい人だけではなく「いつも我慢をする人」「何だかしらないがイライラする人」も読んだほうがいいと思います。

怒りは悪いものではない

著者も本の中で行っていますが「怒る」という感情自体は悪いものではありません。

怒りとは「いまアナタは他人から何か嫌なことをされましたよ。何かしらの対処をしないといけませんよ」というサインです。

つまり、床に落ちてる画鋲を素足で踏んで「イタッ!!」となるのとおなじで、まったく自然の生理現象なのです。心の痛覚が「怒り」なのです。

画鋲を踏んだら、画鋲を抜いて薬を塗ったり絆創膏をしないといけませんよね。そのまま歩いてたら傷口が腐って破傷風など感染症をひきおこしかねません。

「怒り」も、心に何かしらの傷がついたことを知らせるサインなんですから「心の対処」をしてあげないといけません。

「怒りっぽい自分はダメ」と思わないで下さい。怒りっぽいというのは、何かが原因で「ケガをしやすい」ということです。

「ケガをすることがダメなんだ・・・」と落ち込むのではなく、なぜ何度もケガをするのか?の理由を知って、対処しないとまた繰り返してしまいます。

会社や家庭などで怒りっぽい人、もしくはガマンを貯めこんでしまっている人は読むと参考になると思いますよm(__)m


この先生(精神科医)は「対人関係療法」と言う手法をつかって患者さんのケアをされているそうです(・∀・)