体中の痛みと自律神経系の症状。線維筋痛症とは

1e0edd2e6ec254b1ee71773358bf8155_s
たけしのみんなの家庭の医学(5月19日放送)を見ていたら、「線維筋痛症」が取り上げられていました。

腕や背中などに激痛やしびれがある女性のケースで、最初の病院では「頚椎ヘルニアによるもの」と診断され治療をうけますが改善せず、徐々に症状がひどくなっていきます。

その後、複数の病院に行き、脳や神経伝達を調べMRIをとるのですが異常がない。

そこで名医にセカンドオピニオンとして「線維筋痛症」(と過換気症候群)を診断されるという内容でした。

線維筋痛症とは

線維筋痛症とはどんな病気でしょうか?

日本線維筋痛症学会の「線維筋痛症診療ガイドライン2013」によると下記のように定義されています。

線維筋痛症は、原因不明の全身の疼痛を主症状とし、不眠、うつ病などの精神神経症状、過敏性腸症候群、逆流性食道炎、ドライアイ・ドライマウスなどの自律神経系の症状を随伴症状とする病気である。

また、40代~50代の女性に多いことが特徴のようです。

筋肉や骨の症状以外にも多くの自律神経系症状が見られ複雑なこと、またストレスや経済的問題(生活保護や障害年金など)も関与しているため、解明が非常に難しい病気です。

「この血管が詰まっているから悪い」「この筋肉が固くなっているから悪い」というように、明快な原因がわからない”医者泣かせ”の病気のようです。

予防することが大切

当院でも、似たような症状の患者さんが来院されます。

不眠や無気力、うつなどに加えて肩こり、背中の痛みやはり、腕や足の痛みなどを訴えられる患者さんです。

一人ひとりお話を伺っていくと、様々なストレスや悩みも多く心因的なものも大きく関わっているのかなと感じられます。

当院では筋肉や骨、自律神経、呼吸機能、身体の制御機能、脳の認識による問題、ストレスや感情・・・というように、多くの切り口で患者さんを見るようにしています。

改善されなかったケースもありますが、改善されたケースもあり、ある種の患者さんには有効なようにも思います。

ただ、線維筋痛症は発症すると難しい病気です。

日頃から「規則正しい生活」「ストレスのない生活」「バランスの良い食生活」を心がけるというのが、地味だけど一番有効なように思います。

ストレスの多い状況であったり、慢性的な肩こり・腰痛がある方は早めに改善するなどして、ご自身の心身を大切になさってください。

特に女性の方は更年期障害とも発症時期が重なりやすいため、お気をつけて下さいm(__)m


心因的なものが関与する症状はなかなか難しさを感じます(´・ω・`)

この記事をシェア

この記事をフォロー

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。

*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)