顎関節の痛みと口の中

外側翼突筋解剖図

顎関節に痛みが出るという患者さん(女性)。
主訴は別にあるのですが、口を開ける時に痛いということで一度施術を行いました。
でも、一回目の施術では効果はなく、さらに痛い部分が広がったとのこと。

もう一度、痛い場所(圧痛点)を確認し、顔の周りの筋肉を診ていきます。
咬筋、側頭骨、などなど。

でも顔や首周りの筋肉には特に痛みはなし。
それでは次に・・・と、患者さんの許可をいただいて、口の中の筋肉を触診。
(使い捨て手袋を使っておこないますよ)

すると「外側翼突筋」という、アゴと頭蓋骨をつなぐ筋肉に痛みがありました。
痛いポイントを探し出し、緩めた後、もう一度顎関節の痛みを確認。
先ほどの痛みがかなり小さくなりました。

アゴの痛みというと、ついつい顔の表面の筋肉ばかりに注目してしまいますが
「裏」にあたる口内の筋肉が原因の場合もあるのです。

顎関節症は、様々な原因(骨、筋肉、歯並び、ストレスでさえも)が関与しているため
なかなか完治が難しい症状の一つです。

でも、このように整体的なアプローチでも効果がでる場合がありますので
顎関節症の患者さんのお役に立てられればと思います。


「まさか口の中に」という盲点。